家づくりの大切な知識

01希望の住宅を建てるには、設計事務所選びが大切01希望の住宅を建てるには、設計事務所選びが大切

理想どおりの注文住宅を建てるには、良い設計事務所を選ぶことが必須です。設計事務所は土地の特性を踏まえ、建築基 準法を遵守し、予算とのバランスを考え、多角的な視点から設計を行います。「お客様のイメージ」を住宅に反映し、与え られた条件内で最高のパフォーマンスを発揮できるのが良い設計事務所だといえるでしょう。

設計が主に行うのは、間取りやデザインといった「意匠設計」と、地震などのあらゆる力に耐えられるように設計する「構造設計」があります。特に構造設計を自社で行っている設計事務所はほんの一握りです。また、良い施工業者を選ぶことも 重要です。

良い家をつくるには、「良い意匠設計」と「良い構造設計」この両方が欠かせません。

注文住宅をお考えの皆様にとって、設計事務所選びは大切な第一歩になるでしょう。

02設計事務所と工務店の違い02設計事務所と工務店の違い

施工業者主体の家づくりでよく聞かれるのは、「図面がなくて、家が完成するまでの内容がよくわからない」「見積書があいまいで不明点が多い」などということです。このような工事の不透明さは、家を建てる方にとって大きな不安要素になるでしょう。不透明さをなくし、お客様との信頼関係を築くことは設計事務所の大きな役割です。

以下の表で、設計事務所と工務店の特徴、違いをご説明します。両者の違いを把握し、家づくりのヒントにしていただければと思います。

設計事務所・工務店の違い一覧表

設計事務所 工務店
依頼に至るまで
  • ・知人の紹介によるケースが多い。
  • ・得意な設計など事務所の特徴・情報が得にくい。
  • ・閉鎖的なイメージのため訪問しにくい。
  • ・広告・宣伝費をかけていないため費用は安め。
  • ・モデルハウス訪問によるケースが多い。
  • ・気軽に訪問できる。
  • ・多額の広告・宣伝費をかけているため費用が高め。
設計者 設計者を選べる。 設計者を選べない。
設計内容
  • ・お客様の要望・土地形状・環境を考慮した設計ができる。
  • ・設計における自由度が高い。
  • ・綿密な打ち合わせを重ね、精細な図面を作成するのである程度の設計期間が必要となる。
  • ・メーカー規格の中から選ぶ。
  • ・制約が多く自由度は低い。
  • ・特殊な土地形状の場合は建物が限定される。
  • ・設計期間が短い。
施工者 作成した設計図面に対して、
責任を持って施工を行う施工業者を紹介できる。
お客様が各メーカーのモデルハウスをまわり、決定する。
工事監理業務 設計事務所がお客様の立場で工事監理を行う。工事内容についてお客様の疑問がある場合は設計事務所が確認のうえ、報告、解決できる。 住宅メーカーが工事監理を行う。
トラブル処理など トラブルに対しては、設計事務所が中立の立場として3者の話し合いのうえ、解決する。 お客様と住宅メーカーが直接話し合うため意見が対立することもある。契約内容の十分な確認が重要。

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